「リフレクティング」 岩渕さん(S61英米文)の取組み
~オープンダイアローグの中心的な手法~
私たちは本当に話せているだろうか?本当に聴けているだろうか?
職場や家庭での気がかり、人間関係の悩みなどを誰かに相談してみたものの、話しても話しても、同じようなところを堂々巡りしているようで出口が見えない。
自分が話していることが相手にちゃんと伝わっているか、目の前の人がどのように受け取っているかばかりが気になってうまく話せない。
質問されたことに答えているうちに、自分が本当に何を感じているのかわからなくなってしまい、ついつい無難な答えであきらめてしまう。
なんてことはありませんか?
リフレクティングにおいては、「話す」ことを外的対話(他者との対話)、「聴く」ことを内的対話(自分との対話)と考え、「話す」ことと「聴く」ことを丁寧に「行きつ戻りつ」していきます。議論や討論とは異なり、あくまでも参加者それぞれの視点からとらえた「問題」について、お互いに安心して話すことができ、話されたことについて関心を持って聴き合うことができる方法です。
特に、自分が考えたこと、思ったことを、すぐに明確に言葉にすることが苦手な人にとっては、「話す」と「聴く」が分けられていることによって、じっくりと自分の内的対話を進めることができます。
一方で、人の話をじっくり聴くことがなかなかできず、すぐに自分の考えを話したくなってしまう人にとっては、自分以外の多様な視点を得て、より豊かな内的対話ができる経験となります。
リフレクティングの効果
相手の気持ちや考えを理解しやすくなる。リフレクティングでは、自分の感じたことや考えたことを相手に伝えることで、相手の話に寄り添い、共感を示すことができます。これにより、相手は自分の話を聞いてもらっていると感じ、安心感や信頼感を得ることができます。
リフレクティングは、精神医療の分野だけでなく、教育やビジネス、家庭など、様々な場面で有効なコミュニケーションの手法として活用されています。
2月18日(日)14:00~17:00
「リフレクティング」の会場
町田市三輪町539-70 三輪住宅会館
小田急線柿生駅⇒北口⇒柿22、23系統バス⇒桐蔭・市が尾⇒亀井橋 徒歩5分
参加費 500円+投げ銭
参加希望の方は石井まで 人数制限があります。
オープンダイアローグでは、参加者全員が尊重される平等で自由な「空気」をつくり出し、何かを決定するのではなく、対話の継続それ自体が目的であるような運営がなされるのです。
引用:斎藤環(2015)『オープンダイアローグとは何か』医学書院
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2/11(日)17:00~は成瀬CROP 月舘さん(H03経済)ロックだよ!
5/18(土)の indoorキャンプは定期総会と重なる可能性が高いので中止といたしました。
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