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  • 執筆者の写真石井 力

改めて人種差別(おすすめの本⑥と映画) 

更新日:8月2日

【アフリカの蹄】 Book

固有名詞こそないがこの国は明らかに南アフリカ共和国。地図で見るとこの南端の地形は牛の蹄(ひづめ)に似ているようにも見える。


黒人社会の衛生環境は劣悪を極め、臓器移植は黒人から白人へ。その逆はあろうはずがない。


根絶したはずの天然痘ウイルスが撒かれていると発覚。つまり黒人絶滅を図る目的なのだ。実におぞましいがこの国の歴史を知ればリアルなノンフィクションにも思えてくる。


主人公と現地ソーシャルワーカーとの純愛も描かれ潤いも与えくれる。引き込まれる良書です。



【グリーンブック】 Film

黒人アメリカ人の天才ピアニストと運転手のイタリア系アメリカ人。白人の方は粗野でガサツだけれど危機には強く頼りになる。実話にもとづく60年代南部の実態と男の友情を描く。(2019年アカデミー賞)


「あなた、グリーンブックって何?」

「黒人が南部で泊まれるホテルのガイドブックらしいよ。」天才ピアニストはどこでも賞賛されるが会場のトイレは白人とは別。外の小屋だ。ラストシーン、奥さんやご近所のイタリア系住人も大事な要素。

重苦しい人種問題を吹き飛ばしてくれる。ただし現実は今でもシビア。TVで報道される白人警官の黒人への暴行殺人などなど、目にするたびに暗たんたる気持ちになります。私は何もできない。



~校友会がつなぐアフリカとの交流~


2020年定期総会時、お二人にゲストスピーカー

をお願いしたのがご縁です。

南アフリカ人のテボコ氏は、エンジニアとしての経験を積むため来日。町田市在住である彼は、オリンピックで町田に滞在する南ア・チームのホスト役としても活躍されました。

宮崎絵美さんは、アフリカの魅力を知ってほしい思いから、「REAL Africa(リアルアフリカ)」を立ち上げ各国の大使館と交流しています。彼女は広告代理店就職後は多忙を極め、夜中タクシーに乗っておにぎりをほおばる生活だったとか。その後、「食」の大切さを研究。有機野菜と発酵調味料を用いた安価に提供できる食品の開発に携わっています。現在はつくば市を拠点に活動。将来、講演会に招へいしたい逸材です。



どなたでも自由に投稿できる「おすすめシリーズ」

お店・スポット・書籍・始めた趣味などお忙しい中ですがどうぞお気軽にお寄せ下さい。






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