紫友句会に参加しました
- 石井 力
- 6月10日
- 読了時間: 2分
更新日:6月13日
令和7年6月9日(月)玉川学園コミュニティセンターにおいて第141回紫友句会が開催されました。
「兼題」は6月の季語「草茂る」と「夏の川」。
会場への到着一番乗りの人が「席題」を指定します。季語ではない一文字をその場で考え提出します。この日は「友」が席題となりました。
1⃣ おのおのが作句した俳句を短冊に筆で清記します。
2⃣ 提出された短冊は箱に入れられかき混ぜます。これでどなたの俳句かが分からなくなり
ます。その後短冊の束が配布され、分担して半紙一枚に清記します。
俳句ならではの「ゆかしい表現」「普段は使わない漢字」「お花の名前」「趣味特有の表現」などがありますので、辞書は手元に欠かせないツールです。
季語として適切か、正しい表記か、字余りではないか、など、その後の時間に備えて各自が整理しておきます。
3⃣ 半紙を回して特選句1句、並選句4句をそれぞれの人が選句します。
4⃣ 披講と講評に移ります。撰者は点を入れた理由を簡潔に述べて、作句した本人は自分の
俳句だと名乗ります。また疑問句の指摘もあって、俳句を学ぶ時間となります。
紫友句会が拠って立つ歳時記は「ホトトギス」(子規)
季語はこの歳時記に沿って作句され統一が図られています。
5⃣ 和菓子でお茶タイム。この日は新潟のお煎餅を会場近くにお住まいの会員から差し入れ
ていただきました。お心遣いどうもありがとうございます。
5⃣ 夕方からは「おかはん」で食事会。
長嶋さんの話題になりました。
特に印象に残ったのは、句友の一人がCMディレクターだった当時のエピソード。
場面はセコムのCM制作現場。「セコムしてますか?」で有名なあのCMです。
ディレクター:長嶋さんちょっと休憩入れます。
長嶋:タイムですね。
ディレクター:長嶋さんちょっとお時間ください。
長嶋:インターバルですね。
長嶋さんは、ほとんどの会話が野球英語だったそうです。
当時のディレクターさんの物まねもそっくりでした。
さて、句会は筆者のような初心の者でも普段は触れることのない「日本の言葉」、言葉で埋めない「空白の余韻」など、俳句ならではの世界を味わい学ぶ機会となります。
平日開催ですから在職の方は参加ができないでしょう。
欠席投句という手があります。
自由にお作りになって石井あてにいつでも構いませんのでメールでお送りください。
来月の兼題(7月の季語)は6月中旬あたりに今回の「まとめ」の中でHPに公開されます。
兼題の季語で2句、そのほかの季語で3句、計5句になるのではないかと思います。
俳号を考えるのも密かな楽しみのひとつです。
石井恵斉(けいさい)
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