ブログを書きました。ご高覧いただけたら幸いです。
<会員ではありませんが同期から下のメッセージが届きました。転載許可済>
『廃部寸前の陸上競技部を守り抜いたうちの一人です。君から言われてYouTubeの「立教大学と箱根駅伝」と言うスバラしいドキュメンタリー映像を見ました。立教学院が総力を挙げて作ったドキュメンタリーですね。
ところで大学側と陸上競技部のOB会は、刺される前に対応できなかったのかと原田クン一人を責めている格好です。20年間も無給で監督をしてきたのにな。』
原田前監督も差出人もそして筆者も同世代。大学がアスリート選抜(セレクション)をやめていた時代の体育会です。オフは当然のこととしてバイト。部の活動費を捻出していました。さらに大学は学生会費の代理徴収を中止。(極端なセクトの排除が理由)わずかであっても学生会からの分配もなくなりました。(対応策として私達は体育会1,000名から一人3,000円を拠出して基金を創設、運用することにいたしました。)
昭和30年代40年代、オリンピックの球技は立教の現役とOBがあまた出場。大学のブランドとセレクションの妙ががっちりとかみ合っていたのだと思います。
ではなぜ昭和47年を最後にセレクション制度をやめたのか。ご想像のとおり大学は経営・企業化するのではなく独自の教育理念を鮮明にしたかったのだと想像します。
しかしこの10年余でセレクションは復活しました。個人的にはアスリート選抜はどんどんすべきと思います。しかし新興大学が生き残りをかけて授業料免除・寮費も免除の特待生をバンバン囲い込む振る舞いは立教にふさわしくありません。受験を突破した一般入試組とあまりにもアンバランスです。アスリート選抜も当然入試ですから「どこ部に何人」という枠に関して当然大学の裁量ですし、選抜基準は各大学各々が策定しています。従って力を入れたい部に関してその枠は広くなります。
駅伝選手の選考に関しては各ブロックで8番以内程度の高校生に対して各校のリクルートが活発に行われます。立教は当然一定の学業成績も求められますので聞いた話では入試対策としてエクササイズも準備されているとか。大学によっては高校1・2年生からアプローチしていると聞いております。
今や大晦日の紅白に迫る視聴率となった箱根駅伝。なんとしても予選会を勝ち抜いてほしい。今年のリクルーティングがやや心配ですが立教の襷で走りたい!と思った中高生は格段に増えたことは間違いないでしょう。
石井 力
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