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  • 執筆者の写真石井 力

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更新日:2023年3月16日


宮島靖子さん(英米文学科卒)


表装講師

 

 NHK学園

 NHK文化センター町田

 国士館大学生涯学習センター

 善隣書院


3月13日(月)大和立教会 白銀会長とのご縁で

宮島先輩にお目にかかりました

お許しいただいて筆者は目論見通りインタビュー

を試みました


素敵な佇まい おだやかな口調

すぐに「ただものではない」ことを察知したので

あります






宮島さんは現在中央林間にお住まいですが もともとは代々木駅のお近く おそらく上述の「善隣書院」が所在するあたりではないかと想像します

善隣書院(ぜんりんしょいん)は、東京都渋谷区代々木1-28-16に所在する明治時代に設立された中国語書道の学校

創立者は宮島 詠士(みやじま えいし、慶応3年10月20日1867年11月15日) - 昭和18年(1943年7月9日)は、明治から昭和前期にかけて活躍した能書家教育家中国語

宮島さんの義祖父にあたります





宮島家にお入りになった靖子さん 思い切って出身高校はと伺ったらば女子御三家「女子学院」の卒業生でした お隣にいらしたOGは「桜蔭」だし この時点でインビュアーはもうタジタジです


さて 表装についてです


※表装とは 書画の保存と鑑賞のために布・紙などで縁どりや裏打ちなどをして掛軸・額に仕立てること また,布または紙 

 をはって,屛風びようぶ・襖ふすまなどに仕立てることですが その工程たるや実に繊細な技術を要します


立教大学を卒業されて入社したのは IBM おそらく100倍を超える競争率だったと思われます 山と積まれた願書を目にされ


受けるのをやめようかとためらったそうですが たまたま入った喫茶店で「あちらがIBMの人事部長、がんばって」と背中を押


されて面接に臨んだそうです 


それから何年か経って お子様が中学生になられたのを機に 本格的に表具師に師事して37年 今に至ったとのことでした


宮島 詠士氏は当代第一流の書家であり文人です おそらくご自宅にはご本人の書はもとより大陸の書道史に名を刻む書家の作


品が数多く残されていたのではないかと推察します タブレットで宮島さんが表装された書の幾つかを見せていただきました 


幕末の三舟(勝海舟・山岡鉄舟~)の力強い作品もありましたが どなたのものだったかは 次の機会に伺いたいと思います


幾十年 この道を学び 途方もない手間を惜しまず 技術を完成させていくお姿を お話を伺いながら想像しておりました


現在も国立のNHK学園、NHK文化センター町田、国士舘大学生涯学習センターと各所で現役の講師をなさっておられます



正麩糊(しょうふのり」ひとつ初めて耳にした筆者は宮島さんが丁寧にご説明くださったお話の5%も理解できたか?

春夏秋冬 四季の気温と湿度で保存して和紙と布をバランスさせて‥ 100年単位ではがして又修復する??

高校・大学でもっと真剣に学問すべきだったと痛感しました

一つだけ自信を持って言えることは「日本は文化芸術」に対する国の感度が低すぎること

先進国を名乗るには未成熟 と言うか退化 宮島 詠士氏の時代から学びなおさなくてはならないと思いました



無理を申してお送りいただいた掛け軸の写真です 美術館などできっと見つけることができると思います

どちらに参れば実物を拝見できるのか 今度伺ってみたいと思います ↓

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この「profile」はシリーズ(連作)化したいと考えております


お忙しい皆さまに幾度も投稿をお願いして恐縮ですが 校友の繋がりを大事にしたい思いだけで継続しております

ブログの総数は2年間で100を超えました ホームページを制作し運営に関するアドバイスを惜しまない会員のご厚意に報いたい気持ちも強くあります

どうか校友同士のコミュニケーションツールとしてご利用下さるようよろしくお願いいたします


また私ばかりが担当している状態は好ましくありません このHP作成ツール(wix)は難しくはありません どなたでも更新す

ることが出来ます 現にデジタルオンチの私にも出来ました マニュアルも整えていただいております 遠慮なく手をお挙げください お待ちしております! 


広報 次世代担当 石井 力











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