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  • 執筆者の写真石井 力

私のおすすめスポット 帝国ホテル東京


私のおすすめスポットは日比谷にある「帝国ホテル東京」です。1890(明治23)年に日本の迎賓館として開業し、渋沢栄一が初代会長を務めました。

日比谷は明治期の「鹿鳴館」に象徴されるように、外交、近代化の中心地となりました。その日比谷の街に位置し銀座や丸の内にもほど近く緑豊かな日比谷公園に面しています。2020年には開業130年を迎えた日本を代表する名門ホテルのひとつです。

キアヌ・リーブスと北野たけしが共演した『JM』で「東京の帝国ホテルでクリーニングしたシャツが着たいよ」という台詞がありますが、「東京の帝国ホテルで」という部分は帝国ホテル贔屓のキアヌのアドリブだったそうです。そのように世界中のセレブリティにも愛され続けるのは最上級のおもてなし、ラグジュアリーな空間の持つ魅力のためではないでしょうか。 エントランスを抜けたメインロビーでは季節ごとに変わる大きなドーム型の装花が迎えてくれます。私は毎回写真を撮ってスマホの壁紙にして楽しんでいます。また、中二階にはフランク・ロイド・ライトのデザインをモチーフにした幾何学模様の絨毯もあり、オールドインペリアルバーにはライト館時代の大谷石やテラコッタが移築されています。ライト館の中央玄関が今も愛知県犬山市明治村に保管され、当時の帝国ホテルの面影を辿る事ができます。



ところで「帝国ホテル東京」にはいくつもの「日本のホテル初」があるのをご存知でしょうか。挙式から披露宴までを一貫して行うホテルウエディング、先程のキアヌのお気に入りのランドリーサービス、レストランのバイキング(ビュッフェ)スタイル。今では当たり前のおもてなしですが、ここが発祥の地だったのですね。

また、一歩外に踏み出せば帝国ホテル周辺には帝国劇場や日生劇場、宝塚劇場などの観劇施設、TOHOシネマズや日比谷シアタークリエなどの映画館、日比谷シャンテやミッドタウン日比谷などの商業施設もあり、一日中楽しめます。

更に日比谷公園の大噴水、噴水広場、第二花壇付近はテレビや雑誌などの撮影ポイントとして頻繁にメディアに登場しています。高層ビル群が建ち並ぶなかでも豊かな緑と花々など自然を感じることもでき、心癒されます。

私にとって帝国ホテルは第2の我が家のように人を暖かく迎え入れてくれる安らぎの場所なのです。


現在私は春日部市在住です。ひょんなことから町田立教会の素晴らしいニューズレターを拝見する機会を得、石井様とメールでやり取りさせていただくようになりました。そのご縁でこの度寄稿させていただけることになり、身に余る光栄に存じます。


                             伊藤美恵子(S60日文)

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